発毛・育毛体験
頭皮マッサージ 血行促進






独自育毛法
 
ステップ0
ステップ1
ステップ2
ステップ3
ステップ4
ステップ5
ステップ6
ステップ7
ステップ8
10年間の総括
 
 
  
 
 
 
 
HPtopへ




ステップ5、頭皮のマッサージ

前回食生活の改善について紹介しましたが、今回はそれと同等かそれ以上に私が気をつけている、細かいケアをしている、頭皮のマッサージについて紹介したいと思います。就寝時間の重要性や食生活の改善といった事を実践する以前までは、この頭皮のマッサージが私の最優先事項といってよいほど、優先順位の高い育毛、脱毛防止方法でした。緊張状態でもないのに、頭皮が突っ張っている方等には特に参考になると思います。

頭蓋骨の大きさ、頭皮の柔軟と脱毛の関係

まず何故私が頭皮のマッサージ、頭皮を柔軟にする事が、脱毛防止や育毛に結び付くと考えているか、という事を少し説明したいと思います。現在、頭蓋骨の大きさや頭皮の柔軟性と脱毛の因果関係については、はっきり証明はされていない、医学的に見て頭蓋骨の大きさ、成長と脱毛の因果関係はないという見解が一般的なのではないでしょうか。

以前fafで頭蓋骨の成長と脱毛の関係について、東大の教授か助教授の方がお書きになった、論文、文献のpdf化されたものが掲載されているページを紹介して頂いた記憶があったので、ここ最近探してみたのですが見つかりませんでした。私自身も拝見したので、そういう類のものがあるという事は確実だと思うのですが、内容はほどんど忘れてしまいました。

しかしこれとは異なりますが、一つ興味深い情報を紹介したいと思います。金子勝昭さんの著書、「ハゲの哲学」という本の中に、米国ハワード大学の解剖学者、シャートン・ヤング博士が行った実験として、同博士が、頭皮の突っ張りが脱毛の原因になるという自説を裏付ける為に、猿の頭皮を楕円形に切り取りってしまい、(欠損した部分を補う為に)残った頭皮を両側から引っ張って縫い合わせてみたところ、やがてたるみが無くなったその部分の毛が抜け始め、人間に良く似た永続的な脱毛(無毛地帯の事だと思います。)になってしまったと書かれています。

ヤング博士はこの実験結果で自信を持ち、その勢いで、「だから、原始人や女性は脳味噌が小さいお陰で、脱毛に悩まされる事がない。」と仰ったそうです。一応当時はこの説に反論する方はいなかった様ですが、新しい事が色々分りつつある現代では、これだけで男性の方が女性より脱毛し易い現状を説明付けるのは無理があると思います。

ただ、サンプル数の問題や詳細が分らないので、これだけで頭皮の柔軟性と脱毛に因果関係があると結び付けるのは無理があると思いますが、頭皮に必要以上の緊張状態や何らかの理由で頭皮が圧迫される事となると、少なからず脱毛、無毛地帯になる可能性があるという事かもしれません。

欠損した頭皮の大きさがどれ位なのか分らないので何ともいえないのですが、こういう理由等から、私は現在の植毛、少なからず頭皮の一部を欠損して採取、植える方法にはリスクがあると思っているのです。裏を返せば頭蓋骨に対して頭皮が余ってしょうがない人には普通より弊害が少ないかもしれません。私自身実際行っていないので何とも言えませんが。

話しを頭皮の柔軟と脱毛に戻しますが、物理的に見ても、やはり毛髪の成長には、アミノ酸やタンパク質等々、様々な栄養分が必要であり、その栄養分を元に毛母細胞が細胞分裂したり、それ以前、毛幹や毛根組織を形成する為にも養分が必要になってくると思います。それらの栄養分は血管を通って、介して、毛包や毛乳頭、毛根といった場所に送られ活用される訳ですから、何らかの理由で頭皮が圧迫されるという事は、頭皮の中を通っている血管、毛細血管も少なからず圧迫される事になり、それが長時間、長期的に続いた場合は、そうでなかった以前と比べると、やはり何らかの弊害が出てくるのではないかと思っています。これは圧迫だけではなく、何らかの原因による頭皮の硬化によっても、血流の悪化や毛髪成長の悪化等が起るのではないかと思っています。

自身の実体験から

上記を踏まえた上で、私が頭皮の柔軟や頭蓋骨の大きさ、形が、毛髪の成長に関係があるのではないかと思った事の一つに、数年前に気付いた事なのですが、私自身頭蓋骨の形が左右で若干違う、片一方が若干突起している事に気付きました。ちょうど側頭部の部分といいましょうか、片一方の側面が反対に比べて多少出っ張っているのです。学生時代から左右で毛量や毛の太さが若干違っていたので、不思議に思っていたのですが、ただ単に生まれつきのものだとしか思っていませんでした。

しかしここ数年で、その突起部分を中心に以前よりも毛が少なくなったり、細くなっている事に気がつきました。左右対称に薄くなるのではなく、片一方だけ脱毛というか、それ相応ににスカスカ気味だったのがきっかけで、そこをマッサージしている内に、先に話した、左右の頭蓋骨の形や大きさが若干違う事に気付いたのでした。正確には大きさが違うというより、片方がもう片方に比べて若干出っ張っているといった表現が適切かもしれません。

それに比例しているのかは分りませんが、突起している方の頭皮の方がそうではない方の頭皮に比べてやはり突っ張っています。脱毛する以前からマッサージはそれなりに行っていたのですが、当時はやはりそれほど重要視していない、問題が切迫していた訳でもなかったので、本人はちゃんとやっているつもりでも、頭皮の張りといった細かい部分までにはあまり気付いていなかったと思います。当時は側頭部云々より、まず前頭部をどうにかしたいと思って行動していた事も関係しているとは思います。

現在は育毛に対して強迫観念に駆られる事もほとんどなくなったので、マッサージもリラックスしたり、冷静な状態で出来る様になったので、どこが突っ張っていたり、凝っているかといった事が自然と分るようになりました。皆さんは体験した事があるか分りませんが、頭皮の極度の緊張状態や、頭皮を手で動かすのではなく、顔(頭皮)の筋肉だけで動かしたりといった事を長時間行なうと、頭皮が凝ったり、次の日に筋肉痛みたいなものになる事があるのです。今思えば、そういう時期の頭皮や毛髪の状態というものが、決してよかったといえるものではなかったので、そういう経験等も含め、私はマッサージの重要性、張った状態の頭皮を柔軟にしてやる事が大事なのではないかと思っています。

立毛筋を鍛えてボリュームアップ

これは過去何度も話題にしてきた事なので、紹介しようか迷ったのですが、一応。今更ですが、頭皮をマッサージする事で、毛根部で毛髪を支えている立毛筋を鍛えてやる事ができます。立毛筋を鍛えてやる事で、髪にハリヤやコシが出てくるという具合です。恐怖などで髪が逆立つと言われるのも、この立毛筋に交感神経から指令が行く事で、立毛筋が収縮し、髪の毛が逆立つという現象が起るのです。(鳥肌の原理も基本的には同じだそうです。)やはり毛髪にハリやコシがあるだけで見た目も大分違います。

立毛筋が弱っているかどうかを調べるには、髪の毛を引っ張ってみてるのが良いそうです。引っ張られているといった感覚があまり無かったり、痛みを感じない場合、又は部分は、立毛筋や頭皮が弱っている可能性があると、おもいっきりテレビに出演されていた専門家の方が仰っていました。朝起きた時に寝癖がつかないといった事も一つの目安になるかもしれません。私も子供の頃は寝癖がかなり嫌いだったのですが、今は寝癖があっても良いので、健康な頭皮であってほしいと思っています。私は脱毛や毛髪の弱体化と共に、寝癖も付かなくなっていきました。(現在は多少寝癖が付く様になりました。)

自己流マッサージ方法とワンポイント

テレビ等で紹介されていたマッサージ方法などに関しては、体質改善のマッサージのコーナーやブログのテレビで放映されていた育毛情報の中の、生活ほっとモーニングの抜毛対策の放送内容の中に書いてあるので、そちらをご覧になってください。細かい違いはあるかもしれませんが、基本的にはどのマッサージ方法もあまり変わらないと思います。基本は下から上、爪を立てないで指の腹で行う、何か道具を使うのではなく基本は手を使って行う。といった事は基本中の基本だと思います。それらを踏まえた上で、私がマッサージを行う上で気をつけている事などを紹介したいと思います。

1、頭皮をマッサージして気持ち良いと思える状況、精神状態で行う。

やはりマッサージで一番大事な事は、これではないかと私は思っています。マッサージをしていて気持ち良いと思える精神状態の中で行うと、気持ち良さの強弱や、返って気持ちよくない、痛いといった感覚等をちゃんと感じる事ができると思います。やはりやっていて気持ちが良い、リラックスできるマッサージというものが頭皮にとっても良いマッサージだと思います。育毛ありきや強迫観念に駆られてマッサージをしても、無意識のうちに頭皮に力が入ってしまい、マッサージをした事にならない、返ってストレスを与えるだけになってしまう可能性もあります。

マッサージを行うという事は、マッサージを行うに相応しい精神状態にしてやるといった事が、まず大切になってくると思います。また頭皮をマッサージをする事は、頭皮に溜まった、入らぬ力、力みを発散させてやる事も大事ではないかと思っています。育毛の為にマッサージをするのではなく、気持ちよくなる為に、マッサージをすると気持ちが良いからといった理由でマッサージを行える、継続できる様になると良いと思います。

2、張っている所は弛ませ、弛んでいる所は張る。

先ほど頭皮が突っ張っている事が悪いかの如くいったのに、矛盾していると思われるかもしれませんが、私は最近この様なマッサージ方法をとっています。基本的に長時間突っ張っり圧迫されている事は、頭皮や毛髪の成長にとってよくありません。しかし終始弛んでいるからといって刺激を全く与えないという事も私はあまり良くない、適度な刺激は返って良いのではないかと思っています。もう少し適切に表現すると、先に挙げた基本は下から上にマッサージを実践している過程で、前頭部の生え際や耳の付け根や側頭部の生え際などを下から上へマッサージする過程で、どうしても一時的に頭皮が張って(伸びて)しまいます。

特に下から上へ頭皮を押し上げる時に、部分的に頭皮が伸びきった状態になるのですが、これが返って気持ちいいのです。また前頭部の生え際などはこれを行う事によって立毛筋が鍛えられているのか、多少ハリやコシが以前にも増して出てきました。ただ生え際の場合は、上へ押し上げてしまう事で、場合によっては額が広くなってしまうと思う方もいらっしゃるかもしれません。

確かにその可能性も絶対にないとは言い切れませんが、(基本的に頭皮は頭蓋骨とくっ付いているので、数センチも動く事はないと思います。)私個人の過去の経験から言うと、前頭部が若干スカスカになったり、脱毛してきた事により、額を狭くして目立たないようにしようと、無理に額や眉毛に力を入れて、額を狭くしようとしたりする事が、返って頭皮や毛髪にとっては良くなかった様に思えます。(余計に前頭部の髪が細くなったり、ハリやコシが無くなってしまいました。)どんな理由であれ、意図的にそれも長時間頭皮に力を入れる事は良くないと思っています。

そういう理由などから、頭皮を解してやるという意味でも、通常伸びている部分は弛ませてやり、弛んでいる部分は延ばしてやる。といった事を行なっています。もちろん気持ち良い事が前提です。

3、脱毛していない部分でも凝っていたり、張っていると思ったらマッサージしてやる。

過去私もそうだったのですが、マッサージというと、どうも脱毛している部分を重点的に、少しでも血行促進や頭皮が柔軟になりやしないかと、脱毛している部分や気になっている部分だけを繰り返しマッサージしていた記憶があるのですが、気になる部分がどこであろうと、血管は首から後頭部を通って前頭部へ順々に伝っている訳ですから、一部分を重点的にやるというより、凝ったり、張っている部分を中心にしつつも、全体的にマッサージをしてやるといった事が大事なのではないかと思っています。

テレビ等で頭皮のマッサージを紹介する場合は、ほぼ例外なく個々のマッサージを含めた、全体のマッサージを推奨している場合が多いと思います。また首筋や耳の付け根など、普段あまり気付かない部分も結構張っていたり、凝っている事があります。

4、時間の空いた時など小まめにマッサージをする。

小まめにと言っても、実際は中々難しいかもしれませんが、休憩時間や昼休み等に、一目につかないトイレの個室等を利用して、マッサージをするという工夫をすれば、全く不可能という訳でもありません。例え1、2分であっても、緊張状態を少しでも緩和してやるという事は頭皮にとって決して悪い事ではありません。ただマッサージしなければならないという強迫観念を抱く事は、返って頭皮の緊張を招くので止めましょう。

トイレを使った後は手を洗う事と同じ様に、〜したついでにといった感覚で良いと思います。首筋や耳の付けをマッサージというか、2、3秒摩るだけなら、人前でもそこまで不自然ではないと思います。気付いた時に出来る範囲で、尚且つマッサージする事によって、多少なりともリラックス出来という事が重要だと思います。

例えほんの些細な事でも、毎日コツコツ行っていれば、長期的にみれば決して侮れない効果があると思っています。プラスを多くするという発想ではなく、少しでもマイナス、負担や弊害を軽減させようという考発想です。以前ブログでも紹介しましたが、専門家の方も、いつでも空いている時間に行うのが良いと仰っていました。頭皮の健康だけではなく、頭皮をマッサージする事により、心身ともにリラックスできる状態になる事が望ましいと思います。

まとめ

1、現在、頭蓋骨の大小、頭皮の硬軟や、厚薄と脱毛との間に、明確な因果関係は証明されていない。しかし育毛や発毛において、血管拡張作用のあるミノキシジルや、塩化カルプロニウムの有効性が示されている現在、頭皮のマッサージによって血行が促進されたり、頭皮が柔軟になり、その結果血流が改善される事は、脱毛防止や育毛という観点から見ても有益である可能性が大きい。

2、マッサージの基本は下から上へ行い、上下させたり、円を描くようにマッサージをする。脱毛している部分だけをマッサージするのではなく、前頭部、後頭部、側頭部を順に、頭皮全体を満遍なくマッサージする。爪を立てたりせず指の腹で丁寧にマッサージする。

3、ちょっとした時間や空いた時間を有効活用し、頭皮が張っていたり、緊張していると思ったら、少しの時間でも良いので、マッサージをしてやる。首筋や耳の付け根をさすってやるだけでもそれなりに効果がある。マッサージの目的は血行促進や頭皮を柔軟にする目的が第一であるが、頭皮の緊張を解したり、マッサージする事で、心身ともにリラックスという基本的な事を忘れないようにする。

4、一つ一つは細かい事であっても、長い間積み重ねる事によって、それなりに効果が現れてくる、結果が付いてくる可能性がある。

現在の私には、この頭皮のマッサージ、様々な原因によって緊張状態になった、頭皮の緊張を解すという行為は、無くてはならない、欠かす事のできない育毛メニューになっています。ここ数年間、育毛剤の使用にはブランクやバラつきがありましたが、この頭皮のマッサージだけはほぼ毎日欠かさず行ってきました。今思えば、昔はやり方も結構いい加減で、育毛の為という認識がほとんどでしたが、現在は構えて行うのではなく、一つのリラックスの方法としても活用しています。

私自身、数年前はかなり頭皮が硬く、最も悪化していた時期は、マッサージをしても、左右上下にあまり動かない状態でした。しかし現在根気よくマッサージしてきた甲斐もあって、現在はかなり柔軟になり、以前より厚みも増したと感じています。また私が脱毛したケースでは、スカスカになってきた時を前後して、毛髪のハリやコシが無くなってきたといった症状が現れたので、立毛筋の強弱と毛髪成長に何らかの関連性があるかもしれないと思っています。

頭皮の硬軟や厚薄によって、どの程度血流が悪くなったりするのかは分りませんが、毛乳頭、毛母細胞が活発に働く為のエネルギー、栄養分は血管を通って運ばれているという紛れもない事実があるという事は認識しておいても悪くはないと思います。

約二年前の情報ですが、頭皮が柔軟になると、育毛剤の発毛促進効果がさらに高まるという事が、ライオン株式会社のビューティケア研究所の研究結果で分ったそうです。詳細は下のリンク先をご覧になってください。どうも本筋はライオンが開発した、頭皮ケアコンディショナーの有効性を示す内容になっているみたいですが、その商品はともかく、頭皮マッサージをする事によっても、頭皮は柔軟になると思うので、育毛剤を使用している方は、事前に頭皮をマッサージするのも良いかもしれません。

参考、関連リンク

頭皮が“柔軟”になると育毛剤の発毛促進効果がさらに高まることを実証

HPtopへ 独自育毛法topへ 次のステップへ