タウリン・・・魚介類に含まれるアミノ酸の一種のタウリン(血中脂質を改善したり血圧を下げる効果があると言われている。)に、痛んだ髪を修復する作用がある事が、毛染めメーカーのホーユー(本社・名古屋市)と、東工大大学院の西敏夫教授らの研究グループによって発見されたそうです。また研究結果は横浜で行われた高分子学会で発表されたそうです。
物質を原子・分子レベルで観察できる原子間力顕微鏡を使った研究によると、毛染めやパーマ液などの薬品にさらされた髪は、水分を含むと繊維組織をつなぐたんぱく質が膨張して緩み、修復され難くなる事が分ったそうです。そしてこれが切れ毛や、パサつきの原因になっているらしいです。
タウリンを入れた水溶液の中では、毛髪内部のたんぱく質同士の結合が強まった事も分り、今後は髪を傷めない染色剤の開発に生かされるのではないかとの事らしいです。
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