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発毛サイクルに深く関わっているタンパク質、ヘアレスを発見・・時事通信によると、発毛に至るまでのプロセスに重要な役割を果たすタンパク質の働きを、米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが26日までに突き止めたそうです。発見されたタンパク質は、脱毛の原因とされるタンパク質を封じ込め、毛髪のサイクルを正常にする、発毛サイクルを守る働きがあるとの事です。またこの研究成果は米科学アカデミー紀要の電子版に発表されるそうです。

毛髪のサイクルは、毛が生える成長期、毛が抜ける準備の退行期、いつでも毛が抜ける状態、毛が抜けた後の休息期間の休止期、そして再び成長期というサイクル
があります。しかし、ワイズと呼ばれるタンパク質が、休止期を終え再び成長期に入ろうとしている毛包部分の細胞に働き掛けて、その成長をを妨害し、毛髪のサイクルが狂ってしまう事が脱毛の原因と考えられていたそうです。

同研究チームは、生まれつき体毛のない状態から体毛が生えたネズミを使った実験により、体毛回復に関与しているタンパク質へアレスの働きを調べたそうです。その結果、へアレスがワイズを封じ込めて髪の毛のサイクルを阻害しないようにしていることが分かったそうです。

ただへアレスは遺伝子の指令で働いているが、研究チームは「毛の再生はさまざまな原因が重なった複雑な過程をたどる。分子レベルのメカニズムは分かっていない。」と一層の研究が必要であることを強調しているとの事です。

時事通信 9月27日

以前にも似たような記事を拝見した記憶があります。脱毛や発毛に関係する遺伝子やたんぱく質などが約数年に一度の感覚で発見されていると思います。以前ブログに書いた、形質転換成長因子β2(TGF β2)とbcl、サイトプリンとの関係と似ていると思いました。このワイズというたんぱく質が脱毛の一つの原因を担っているとされ、そのワイズの働きを制御、防止する働きをヘアレスというたんぱく質が行っている、その働きがある事が今回分ったという事だと思います。

ただ残念な事にこのワイズというたんぱく質がどのようなプロセスで発生したり、毛包に働きかけるきっかけが何なのか、またヘアレスというたんぱく質もどのようにすればワイズを封じ込める働きを強化できるのか、またどの様にすればヘアレスというたんぱく質を増やす事ができるのかという事には触れられていません。その様な働きをするタンパク質を発見したばかりなので、そこまでは解明されていないのは当たり前ですね。ただヘアレスの事はともかく、記事を拝見する限りワイズの働きや存在は以前から分っていたみたいなので、ワイズの事についてもう少し知りたい、触れてほしかったと思いました。もしかしたら海外の文献などに載っているかもしれません。

ともかくどんな小さな事でも、脱毛や発毛に関わる新しい発見があったという事は、手放しで喜ぶべき事だと思います。何事も一歩一歩の進歩があっての成果です。今回の新しい発見に関連して、また新たな発見やメカニズムの解明が進んでくれればと思っています。

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