■脱毛の原因
女性の脱毛の場合、その原因は、次の五つに大きく分ける事ができると思います。
●加齢による脱毛
老化現象と共に誰にでも起る現象です。女性の場合、40代半ば以降から加齢による脱毛が増えてくる可能性があるそうです。加齢によって毛乳頭、毛母細胞の活動が弱ってくる事などが原因で、毛髪が細くなったり以前より本数が少なくなってくるといった事などが起るそうです。
●男性型脱毛症
男性の男性型脱毛と同じメカニズムによって発症します。男性ほどではありませんが、女性であっても体内に男性ホルモンは存在しています。女性の場合、女性ホルモンの分泌低下等で、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れたりする事が、男性型脱毛症を発症する原因となっている可能性があるとも言われています。
●(全身性の)病気による脱毛
甲状腺の病気、鉄欠乏性貧血、膠原病等の病気が原因で脱毛してしまいます。過度なダイエットや広い意味で頭皮の炎症による脱毛、円形脱毛症等も含まれます。
●出産による脱毛(休止期脱毛・分娩後脱毛・出産後脱毛)
これは女性特有の脱毛で、出産後、女性ホルモンなどのバランスが変化する(妊娠によって変化したバランスが元に戻る)事によって起ると言われています。妊娠、出産による一過性の場合が多いと言われています。
●過度の力を加える事による脱毛(牽引性脱毛)
これは、過度のブラッシングや髪を結わえる事等によって毛髪や頭皮に過度の力が加えられる事によって起ると言われています。
これ以外の原因による脱毛もあると思いますが、現在の女性の脱毛は、この様な原因が主で脱毛しているのではないかと言われています。男性の場合も病気が元で脱毛症を発症する場合があると思いますが、鉄欠乏症貧血や過度のダイエットなどは女性に多いのではないかと思っています。出産による脱毛はまさに女性特有の脱毛だと言えると思います。
こういう背景を踏まえ、次のページではもう少し詳しく、個別の脱毛について説明したいと思います。
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