対策2・・・脱毛の原因がある程度絞れたら、次はその症状に有効な処置を施しましょう。しかし脱毛の原因は複合的な要因が重なっている場合が多いので、まず最大の原因と思われるものに対処するのが良いと思います。20歳を越え社会人ともなっていれば、ある程度は自己責任の範囲で事が行えると思います。必要であればミノキシジルやフィナステライド等の使用も厭わないと思います。
仮に男性脱毛症だと思われる場合は、抗DHT(ジヒドロテストステロン)に効果のある製品を使用するのが先決だと思います。ホルモン自体を消滅させる事は不可能なので、テストステロンが5αリダクターゼ酵素の働きによりDHTに転換する事、またDHTがアンドロゲンレセプターと結合するのをできるだけ防ぐ事(結合した結果、毛乳頭、毛母細胞に弊害が生じ、これが脱毛の原因となります。)が有効だと思います。現在、抗5αリダクターゼ、抗DHT関連の製品はそれなりに発売されているので、自分でこれが有効だと思われる商品を購入し試してみるのも有効だと思います。ただやはり前もって下調べは必要だと思います。私がここで具体名を出さないのもその為です。以前にもいいましたが、中には取り扱いに注意するものや副作用があるものも存在します。長期的使用も視野に入れた上でよくよく考えて使用していただきたいです。
男性型脱毛症の特徴としては、生え際が徐々に後退してM字になってくる症状や、頭頂部から脱毛が始まり河童頭になってくる症状等があります。全体的に脱毛していくというよりは、一部分が徐々に後退していくといった症状だと思います。もし生え際や頭頂部の脱毛が確認された時は、上記のような対策を講じるのが良いと思います。また一つの目安としてですが、男性型脱毛症は遺伝的要素もあると言われているので、父親や父方、母方の祖父に脱毛している方がいたら、それも一つの目安になると思います。男性型脱毛症の場合、既存の多くの育毛剤では対処しきれない(多くの育毛剤はこの脱毛原因に直接対処する様に出来てはいない為)と思うので、男性脱毛症のメカニズムに対処、対応している製品を使用してください。
男性型脱毛症の場合は、育毛剤を使用している、洗髪を念入りにしている位の事で改善できるものではないと思うので、慎重に対処していただきたいです。
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